コラム

自殺者統計に感じる違和感

こころを耕すコラムです。岩田が感じること、お伝えしたいことを書いております。

こころの時代

平成15年には年間3万4千人を数えた自殺者数は令和元年には2万人となりました。自治体を中心にセーフティーネットが築かれており、様々な心理の現場で多くの努力がなされています。国を挙げて人の悩みに寄り添おうとしている姿勢が成果に表れていると思います。

私が感じる違和感

しかし私には疑問があります。1万人減って、1人1人が抱える苦しみは減ったのでしょうか。人数が減ることで当事者の悩みは無くなるのでしょうか。さらに2万人の命や、抱えていた気持ちというのはその人が持つかけがえのない大切なものです。統計的評価の対象として誰かに利用されることには違和感を感じます。

生まれてきて良かったと感じていただきたい

大きな世界は変えらないかもしれませんが、私と関わる方には、生まれてきて良かった、生きてて良かったと感じていただきたい思いでいます。人生が立ち直ることもあれば、少しの安らぎを得る程度のこともあるでしょう。どんな場合であれ、私は誰もが生まれ存在するに値すると確信しているので、そう感じられる場、時間、コミュニティを作っていきたいのです。こころを耕すサイトに辿り着いたあなたの力にもなれれば幸いです。

 

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