僕がやってきたことは何も意味が無かったんだ。
全か無か思考
おやおや、いぬくん穏やかでないですね。物事を完璧かそうでないか、黒か白かで判断しがちな思考を「全か無か思考」といいます。いぬくんにとっては骨やボールを掘り出せるかそうでないかが大事であって、それ以外は何も意味がないという考えのようです。なのでいくら掘る姿が可愛いと褒められても嬉しくありません。水が誰かの喉を潤すとか、鉄が何か道具を作るのに役に立つとか、そんなことには目が行きません。何故なら飼い主と一緒に遊びたい、遊んでほしいという目的がガッチリとあるからです。だからそれが叶わなければ何も意味が無いということになります。
無気力に繋がりやすい
洗い物が溜まってしまうと洗うのが億劫になります。全部洗うのは大変だからです。そして洗わないでいるとどんどん洗い物が溜まってしまいます。テストで100点を採らなければと思うとテスト範囲全部を網羅して記憶しなければならないので大変です。勉強し始めるのにかなりエネルギーを要します。だから無気力な人は怠けているというより、高い理想を実現しようとして、それを叶えるだけのエネルギーが充足されていない場合が多いのです。
人それぞれのエンジンが必要
まずはこの「全か無か思考」に気づくことが大切です。完璧にしようとしすぎていないか、無理になっていないかと気づけるだけでも違います。ただ、犬君には飼い主の愛が必要ですし、飼い主から愛がもらえないのであれば自分で自分を愛せるようになることがまた元気を取り戻すことに繋がります。このことは別記事にします。洗い物が溜まってしまったら、全部やるのではなく5分だけやろうなど一部分だけすることを自分に許可することが必要です。テストで100点採ろうとして逆に勉強できないのであれば、100点採ることの意味や価値を明確にする必要があります。また、100点の山を登るには1歩ずつでも歩みを進める必要がありますし、今の自分では100点は採れないこと、まずは70点を採れるだけの勉強量を身に着ける必要があることに気づくことができるでしょうか。